全国連ブックレット 『それってなぁに? 「共に学ぶ」を阻むもの︱学校教育法施行令22条の3を山田真さんと共に考える︱』ができました

東京都・運営委員  孝本敏子

 2025年9月、全国連の学習会で山田真さんに話をしていただきました。「共に」を阻むものは? という大きな問いを学校教育法施行令22条の3を見据えながら話され、感銘を受けました。それでブックレットにしました。6月の全国連総会で初販売です。ぜひ読んでいただけたら! です。
 山田さんは、小児科医であり障害がある子どもの親として小中高と普通学校で学ぶことを切り開いてきた方です。山田さんの話をたとえるなら、「共に」を阻むものを日本人の法意識や憲法といった大きな視野から見ていくことが縦糸で、横糸は親として「普通学校で一緒に」という運動をしてきた長年の経験です。ほんの一部を紹介すると…、憲法26条には「能力に応じてひとしく教育を受ける権利を有する」とあるが、「教育を受ける権利」になぜ「能力」が入ってくるのか、日本の法律の書き方は曖昧であり裁判では白黒をつけない和解が多い、そして「私たちはそういう国の中で生きていかなき􁻴いけない」と話されます。
 一方、かつて田無市では障害がある子どもの通園施設と保育園をつないだところがあったとか、障害がある子どもや親に連帯して就学時健診を拒否した元気な親たちがいたことなど、「私たちはそういう国に生きて」いても「振り分け体制にずっと反対してきた」ことが語られました。
 山田さんの話の後、講演を聞いたお母さんの感想、北海道の小田嶋正弘さんと吉田淳一さんが書いてくださった力強い文章が続きます。書いてくださった皆様、ありがとうございました。巻末に資料として関連する憲法、法律、文科省資料、「日本の障害児教育の流れ」年表(大谷恭子著『分離はやっぱり差別だよ』より)などもあります。
この本を貫く太い柱は「わけるな。同じ場で一緒に」です。
 またこの本には、一緒に学ぶ子どもたちの挿絵がたくさんあり、手に取ると「一緒って楽しいね!」のメッセージが伝わってきます。挿絵を描いてくださった平田江津子さんには感謝でいっぱいです。

 

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