2026年度がスタート、事務局長となって (会報2026年8月号より)
障害児を普通学校へ・全国連絡会 新事務局長 関 啓子
はじめに、熊本の大地震で被災された方々に、心からお見舞い申し上げます。総会時に不在だった代表・事務局長でしたが、前号の報告のように事務局長に関啓子、事務局次長に名谷和子が選出され、どうにかスタートすることができました。代表は不在ですが、新たに運営委員4名を迎え、これまで以上に役割分担を明確にしてそれぞれの力を結集することで、全国連絡会の運動を継続発展させていかなければなりません。
私が事務局長をお引き受けすることになったのは、代表も事務局長も不在のままでは全国連としての信用問題になり、会の終わりの始まりになってしまうという危機感があったからです。全国連は地域でみんなと一緒に学びたいと願う子どもと保護者と共に、「共に生きる社会は共に学ぶ教室から」「『共に学ぶ権利』をすべての子どもに!」「STOP! 分離教育」を訴え続けてきました。昨年は、私の地元埼玉で「出会えないのはなぜ?」「わけないで わけないで あなたのつごうで分わけないで」と全国交流集会を開催しましたが、全国連というネットワークがあったからこそ、各地での取り組み・実践・思いを学び共感し共有することができました。
そのことで「明日もがんばろう!」と力をもらいました。また、文部科学省と直接話し合いの場をもち、インクルーシブ教育の実現を求め、当事者の声や地域での取り組みを伝えています。すぐに成果がでるものではありませんが、年に一度であっても言い続ける、伝え続けることは必要です。
「障害」があってもなくても同じ一人の人間、分けられるのは嫌、同じようにみんなと一緒にいたいという当たり前のことが、当たり前になっていない世の中で、同じ意思・感性を共有できる人々がつながれる場が全国連絡会だと思っています。また、各地でともに育つ・ともに学ぶ・ともに生きる・ともに働く・ともに暮らすことを求め、さまざまな活動をしている個人や会や団体をつなぐ役割もあると思っています。全国連をなくすわけにはいかないのです。
今回のことで会としての課題が明確に表れてしまったといえます。運営委員の高齢化、会を担うべき世代の減少、とりわけ会の中心であるはずの現役小中高の当事者親子の不在(運営委員として)・会員減少。世代間ギャップ。これまでの運営委員会の中でも、事務局体制の持続可能性の検討や、連絡会としての本会のあり方は? 連絡会らしい活動とは? と課題にはあがっていましたが、目の前の予定に追われゆっくり話し合うことはできないままになっていました。事務局会や運営委員会のオンライン化や夜間開催、拡大会議開催と試行してきました。ホームページも担当される方ができて活用されてきて、相談の多くがホームページからになってきています。課題解決に向けて一歩踏み出したばかりです。
今年度も総会で承認された活動方針にそって活動を進めていきますが、まずは具体的課題を一つ一つクリアしていきたいと思います。限られた人と時間の中でできることを確実にやっていきます。7月21日の新事務局会では以下のようなことが出されました。確認決定は8月運営委員会になります。
・事務局体制、役割分担の確認。
・文科省交渉をふりかえり、反省点などまとめ次回につなげていく。
・全国連リーフレット・就学前パンフレットを改訂し発行する。そのために、運営委員会の日に時間をとり担当者中心に検討していく。
・学習会を開催する。
・10月「障害児」の高校進学を実現する全国交流集会inくまもとを共催する。
・来年、全国連全国交流集会を開催する。
・その他、現時点で課題となっている問題についてなど。
最後に、運営委員・世話人でない会員の皆さんにお願いです。SNS利用されている方は全国連発信をシェア拡散してくだい。SNS担当になっていただける方はいらっしゃいませんか?Instagram やnote やThreads で発信してください。会報発送作業のお手伝いに来てください。親類・ご近所さん・学校職場で学校や教育のことで悩んでいる方がいたらお声がけしてみてください。全国連とは直接関連していない団体・会の「共に育つ、共に学ぶ、共に生きる」活動でも情報をお寄せください。共有できるものは、ネットワークを広げていきたいと思います。
障害児を普通学校へ・全国連絡会は会員一人ひとりに支えられこれまで続いてきました。どうぞこれからも皆さまのお力添えをよろしくお願いいたします。

