相談Q&A 授業中、子どもがごろごろしている… (会報2026年9・10月号)

東京都・運営委員 片桐健司

〈相談〉 小学校中学年です。前の学年のときはそうでもなかったのに、最近授業中ごろごろしていることがあると言われました。宿題なども今まではやっていたのに、「やらない」と言ってやらなかったり、授業のノートも取らなくなったりしています。どうしたものでしょうか。

〈お答え〉 まずはあわてず無理しないで、しばらく様子を見ましょう。子どもの行動には、ごろごろするのが好きだということもふくめて、必ず理由があります。授業中、一般的には席について先生の方を見て静かに話を聞かなければ、ということがあるかと思います。
 でも子どものそのときの状態によっては、席を離れたり、声を出したりすることがあります。退屈だったり、気が散ったりしてそうなる子もいます。先生に注目してもらいたい、「反抗」したいということでわざとそうする子もいます。ノートをとるとか何かの作業をするときも、どうしていいかわからない、やりたくない、やる必要を感じないなど、それぞれ思っ
ていることがあるかと思います。
 先生の立場から言うと、「悪い子」と決めつけてしかってしまう人もいるでしょうし、どうしたのかなと戸惑う人もいるでしょう。自分の授業の進め方が悪いのかと、授業を工夫してその子がどうやったら授業に参加できるか考える先生もいるかもしれません。
 私が教員だったときには、ごろごろする子もいたし、机の下に潜り込んで出てこない子もいました。私の場合は、一応、起きて席に着きなさいとか、机の下から出てきなさいと声をかけましたが、声をかけてもだめな子については、それ以上は何もしないで様子を見ていました。そしてその子がどうやったら授業に参加できるかあれこれ考えながらやっていました。それが良かったかどうか、そういった子たちもいつの間にか、普通に授業に参加していたような気がします。
 このことで、家で子どもにそれはやめなさいと言っても、それは伝わりません。先生にはゆっくり子どもを見てもらうように伝えましょう。先生と子どもの信頼関係ができていけば、子どもの行動は変わります。やることをやらなくなったというのも、無理にやらされていた反動かもしれません。家でもあまり無理にやらせないで、やれる範囲でやるということでやってみたらどうでしょう。
 全国連絡会とつながりのある、あるグループの「討論集会」ではごろごろしている人もいて討論が成り立っているとびっくりしている人がいましたが、教室もそうであっていいのかなと思ったりもします。