第21回全国交流集会報告(広島)(全国連会報2023年11月号)

障害児を普通学校へ・全国連絡会 全国交流集会広島実行委員会
事務局長  和田明


第21回「障害児を普通学校へ・全国連絡会 全国交流集会」は、9月17日~18日の2日間、
広島市内において開催し、無事終了することができました。不慣れな実行委員会故、行き届
かないことも多々あったと思いますがご容赦ください。開催に当たって、準備段階からの助
言を含めてご協力をいただいた全国連運営委員のみなさん、発題者という大役を担っていた
だいたみなさん、そして何より県内外からご参集いただいた参加者のみなさんに、心より感
謝を申し上げます。ありがとうございました。また、後援や賛同広告・カンパという形で支

援していただいた各団体、個人のみなさんにも、この場を借りてお礼を申し上げたいと思い
ます。
今集会の参加者は、講演とパネルディスカッションをメインとした1日目全体会が246名(
オンライン参加を含む)、5つの分科会が持たれた2日目が245名(同じくオンライン参加を
含む)となりました。受付に多少の漏れもあると思いますが、ざっとですが2日間を通して
、のべで約500名の方に参加していただいたことになります。広島実行委員会の予想と期待
を上回る規模となりました。
さて、集会ですが、1日目全体会で講演いただいた藤山節子さん、娘さんのさんは、90年
代広島の「0点でも高校へ」闘争の体現者ですが、節子さんの話の中に折々出てくる、世子
さんなりの差別への向き合い方や抵抗の仕方のくだりは、障害者解放運動の主体はあくまで
障害者なのだという、自明のを再確認させてくれました。
また、今回のパネルディスカッションのパネラーは、広島の共育・共生運動の歴史の証言
者と今を歩む保護者という組み合わせでした。同じ広島とは言いながらおよそ40年に及ぶ運
動の歴史の中ではなかなか出会うことのないメンバーでしたが、その思想や願いの原点は時
を経ても変わらぬということは心強い発見でした。広島でこの集会を持ったことの意味を強
く感じた時間となりました。
この1日目の講演とパネルディスカッションを詳述する紙面はありませんが、実行委員会
では1日目全体会のダイジェスト版をYouTube配信していますので、ぜひそちらをご視聴くだ
さい。
講演「学校教育に何を求める?~イヤな事にイヤと言える力~」
パネルディスカッション「共に生きるって?~子どもの出会いから始まるもの~」
https://youtu.be/LTWE7iOo3m8
この1日目の取材をした中国新聞も、後日、記事を掲載してくれました。私たちの意図を
汲んだ良い記事だったと思います。また、記事掲載当日の朝、RCCラジオの番組でもパーソ
ナリティがこの記事を読み上げて紹介していました。
2日目の分科会については、各分科会報告に譲ります。各報告にある今後の課題や行動提
起が、これから全国で展開されていくことを願います。分科会で報告していただいた発題者
の、より詳細なレポートを掲載した集会当日配布の資料集も、残部を有料(送料込み1部500
円)で販売していますので、希望があれば広島実行委員会事務局
(hiroshimaincl@gmail.com または090]6411]9050藤山)まで連絡してください

前述のYouTube配信も含め、こうした広島実行委員会からの情報は、随時Facebook「第21回
障害児を普通学校へ 全国連絡会全国交流集会広島実行委員会
」https://www.facebook.com/hiroshimainclで発信していますので、こちらもチェックしてみて
ください。